幻想廃墟ブログ 風のとおり道

廃墟を巡り、時には美しく、時には恐怖を演出して撮影した幻想的な廃墟写真ブログです

森林に囲まれた廃墟旅館

日本にはたくさんの旅館やペンションなどが存在していますが、残念ながら廃墟となってしまったものも多数あります。森の中に作られた旅館はとても開放的で気持ちが良いものだけど、人が去ってしまったら建物は緑に飲まれ、人々の記憶からも忘れ去られてしまいます。

新しく生まれ、流行り、廃れ、そして廃墟となり大自然にすべてを返す。なんだか栄枯盛衰という言葉が廃墟にはぴったりと当てはまりますね。

今回紹介する廃旅館は、まさにそんな雰囲気の旅館です。

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まったくと言って良いほど人の気配がなく、道も以前は舗装されていただろうが、今となっては完全に緑に埋め尽くされてしまっています。当然手入れもされていないので、ここに到達するまでにはかなりの時間を要しました。人間の作った建物など、所詮は自然の相手ではないという事を実感させられてしまいました。

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手軽に冒険できる廃墟ではないので荒らされた形跡などは見当たりません。ここまでして探検に来る人は本物の廃墟マニア以外にはいないでしょう・・・。

到達までの道のりは厳しく、到達後も色々と危険が伴うまさに冒険マニアが喜ぶような廃墟物件です。廃墟マニアと言う人種はこのような荒らされていない廃墟が大好きなのです。

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1階部分は草木の浸食がはげしかったけど、2階に来ると思った以上に綺麗に残っています。とはいえ、草木は目の前まで迫っているのでこの2階部分も飲まれるのは時間の問題でしょう。

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なぜか卵が転がっていました。廃墟になって相当な年月が経過しているのに、新しい卵があるという事は・・・

 

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廃墟に新たなる住人がいるようです。他にも数匹の鶏を確認することが出来ました。どうやら安全に卵を育てることが出来るスポットとなっているようです。人間の残した遺物も以外な形で自然に貢献できているようですね。

 

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最後は露天風呂です。お風呂の隣を川が流れており、現役当時はとても涼しくて気持ちよかったことでしょう。旅館の母屋は完全に緑の浸食を受けてしまっているけど、この露天風呂だけはほぼ完全な形で残っています。ちょっと掃除してお湯を張れば今すぐにでも使えそうですね。

天然温泉を引いているのか、普通に沸かしたお湯を使っているのかは不明だけど、川を見ながらの温泉と言うのはまさに王道と言った感じです。このような、いかにも日本という感じの素晴らしい風景は他にもたくさんあるだろうけど、これ以上廃墟にならない事を願うばかりですね。